民港部分の考え方案、今月下旬にまとめ 那覇港浦添ふ頭


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 那覇港浦添ふ頭地区の民港部分に関する港湾計画について協議する「浦添ふ頭地区調整検討会議」の2020年度第2回会議が5月29日に開かれ、3日に議事要旨が公開された。県、那覇市、浦添市、那覇港管理組合の担当者が、6月下旬に予定される次回会議で「民港の形状案作成に当たっての考え方」の案をまとめることを確認した。

 「考え方」の案が上部組織の那覇港管理組合構成団体調整会議で合意された後、民港の形状案を検討する。20年度内に民港形状案をまとめる予定。29日の会議では「考え方」の作成に向けて、県や両市の産業戦略について意見交換をした。民港案の作成後、国が那覇軍港代替施設の配置案を作成する。

 現行の港湾計画は03年に改訂された。次の改訂に当たって、まず今後20~30年間の港湾開発・利用の方向性を示す長期構想を策定し、それを基に今後10~15年間の港湾計画を策定する。

 同組合は13年、長期構想と次期港湾計画の策定に着手したが、進捗(しんちょく)に遅れが出ている。