純国産かりゆしウエア、初の認証　パイプニットの「月桃物語」

　衣料品販売のパイプニット（うるま市、大坪武彦社長）のかりゆしウエアブランド「月桃物語」の2商品が、純正国産商品のみが認証される日本ファッション産業協議会の「J∞QUALITY」に認められた。かりゆしウエアとしては初めてという。

　かりゆしウエアは、県内で生地の裁断と縫製をすることが条件となっているが、生地は中国やインドネシアなどから輸入するケースが多いという。同認証制度は織り・編み、プリントなどの染色整理加工、縫製、企画・販売の全てを国内で行った商品のみが認証される。同社の商品は、紡績を含め全ての工程を国内で行っている。

　同社が4月に創業50年を迎えることを記念して、3月末に取得した。「月桃物語」は月桃の茎を織り込んだ糸を用い、さらさらとした肌触りと風通しの良さが特徴。瑞慶覧昭専務は「純日本製の品質の高さを体感してほしい」と話した。