沖縄県議選きょう投開票 与党の過半数なるか 玉城県政の中間評価に


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
県議選の打ち上げ式で「ガンバロー三唱」をする支持者ら=6日午後、本島中部

 任期満了に伴う第13回県議会議員選挙(定数48)は、無投票となった、うるま、浦添、名護、石垣の4市区(12議席)を除く各市町村で7日、投票が行われ即日開票される。5月29日の告示以降、4市区を除く9選挙区で36議席を巡って52人が普天間飛行場の辺野古移設など基地問題や新型コロナウイルス対策、医療・福祉の政策などを主な争点に激しい選挙戦を展開してきた。玉城県政発足後初の県議選で、玉城デニー知事に中間評価が下される。県政与党が多数を維持するか、野党の自民や中立の公明、保守系無所属勢力が逆転するかが焦点で、午後11時半ごろには大勢が判明する見通しだ。 

期日前投票、県議選で最多

 県選管によると、6日までの期日前投票者数は17万1752人で無投票だった4市区を除く9選挙区の選挙人名簿登録者数88万6063人(5月28日現在)の19.38%に当たる有権者が既に投票を終え、沖縄県議選では過去最多だった。

 選挙戦最終日となった6日夕、各候補者は打ち上げ式などで最後の訴えをし、9日間の選挙戦を締めくくった。結果は玉城知事の県政運営に直結するほか、今後の県内政局を左右し、2年後の県知事選にも大きく影響する。

 今県議選には、無投票当選者を含む64人が立候補した。内訳は、現職38人、前職1人、元職3人、新人22人。与党系が35人、野党系が23人、中立系が6人となっている。政党別では自民19人、社民5人、共産7人、公明2人、社大3人、立民1人、無所属が27人となっている。現在の県議会構成(欠員2)は与党26人、野党14人、中立が6人と与党が多数を占めている。2014年の翁長県政発足以降、与党が多数を占める状況が続いている。

 投票時間は一部地域を除き、県内221カ所の投票所で午前7時~午後8時。