県議選期日前投票最終日 有権者が思い託し1票


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フェースガードなど新型コロナウイルスの感染防止策が取られた期日前投票所で投票する有権者ら=6日午前、那覇市役所

 投票日前日の6日、各市町村の役場などに設けられた期日前投票所には、マスク姿の夫婦や親子連れなどが訪れ、それぞれ1票を投じていた。コロナ禍で初めて期日前投票を利用する人がいれば、投票所も間隔を空けて3密を回避。フェースガードの着用やアルコール消毒などの新型コロナウイルス対策を取った。

 看護師の與儀昌代さん(43)は那覇市役所で期日前投票を済ませた。「コロナ禍で実際に政策を実施してくれたところに投票した。まだ対策が足りていないところはあるけれど、頑張ってくれていたので」とこれまでの実績を見極めて判断した。

 那覇市内の飲食店に勤める大城強さん(42)は沖縄の未来を見据える。「基地問題は強く言えない部分もあると思うが、バランスを取りながら上手にやってほしい。米国だけでなく中国とも仲良くしてほしい」と、期待を込めて1票を投じた。

 沖縄市役所を訪れた仲村米子さん(77)は、新型コロナ感染防止のため初めて期日前投票を活用した。「いつも投票日当日に行くのでドキドキしたけど、無事に投票を済ませられた」とほっとした表情。基地問題の解決を重視し「県民の代表である県議は、県民の思いを政府に届けるよう働いてほしい」と求めた。