【ボリビア】画面越しでもチムドンドン! 琉球國祭り太鼓ボリビア支部、Zoom使ってエイサー練習


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オンラインでエイサーの練習をして交流を深める琉球國祭り太鼓のメンバーら

 新型コロナウイルスの影響で、3月17日からエイサーの練習ができずにいた琉球國祭り太鼓ボリビア支部(池原飛鳥支部長)は、オンラインでエイサー練習をしている。

 テレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って週に1回、約10人が自宅から参加する。琉球國祭り太鼓の「ミルクムナリ」や、心を一つにできるTHE BOOMの「シンカヌチャー」などを流し、約2時間、練習に取り組んでいる。

 ボリビア支部のメンバー以外に、ロサンゼルス、アルゼンチン、ブラジル、ペルー支部の順番で2~3人をオンライン練習に招待するなど、交流も深めている。池原支部長は「改めて練習のありがたさを感じる。他国の支部の支部長たちと練習対策のアイデアを共有することから始まり、今では支部練習だけでなく世界中にいる祭り太鼓メンバーが時間を合わせて共にエイサー魂を燃やしている」と語る。

 オンラインを通じ、対面しながら踊ることで人の温かさを感じ、新しい楽しみ方に出合えたという。「今はこの状況を理解し、感染しないようにお互いを励まし合い、いつかまたどこかで一緒にヘーシや太鼓の鼓動を、たくさんの人に届けられるよう願っている」と話した。

 琉球國祭り太鼓ボリビア支部は、2000年から02年にかけてボリビアに赴任した、沖縄県派遣教師の与那嶺昭さんが発足させた。21年に支部創立20周年記念公演を控えている。
 (安里玉元三奈美通信員)