<市郡区別分析・島尻南城市区>野党2議席に増やす


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 定数4に6人が立候補した島尻・南城市区は野党候補が2人当選し、議席を一つ増やした。与党議席は1減となり勢力図は野党2、与党1、中立1となった。

 座波一は地盤とする南城や与那原の保守層の取り込みに成功。公明票も積み上げ現職の実績もアピールし他を引き離した。

 大城憲幸は県政への「是々非々の立場」を強調し、提案型の政治の実現を訴えた。農業関係者からの支持も集まった。

 石原朝子は地元の八重瀬や南風原で、保守系町議や首長の支援を受け選挙を戦った。女性票も集め、初当選を果たした。

 玉城武光は選挙区内をくまなく回り新型コロナ対策や辺野古新基地建設反対を訴えてきた。革新支持層をまとめた。

 大城一馬は与那原以外での支持が伸びなかった。

 大城民夫は与党支持層に浸透しきれなかった。