<市郡区別分析・沖縄市区>自民が2議席に伸ばす


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 5議席を6人が争った沖縄市区は、与党が1議席を失い、議席奪取を狙った自民が2議席に伸ばした。新人2人が当選し、与党の現職が涙をのんだ。

 前職の仲村未央は社民支持層や労組など支持団体の票を手堅くまとめ、返り咲きを果たした。

 新人の島袋恵祐は知名度の低さを運動量でカバーした。嘉陽宗儀氏の後継として共産支持層に浸透した。

 金城勉は公明支持母体の創価学会票を固め、コロナ影響の危機感をばねに精力的に活動を展開した。

 自民現職の花城大輔は陣営幹部の新型コロナ感染で出遅れたが、自民支持層と企業票を固め立て直した。

 自民新人の小渡良太郎は桑江朝千夫市長や市議、企業からの支援を受け、豊富な運動量で初当選した。

 玉城満は玉城デニー知事との連携を強調したが、野党系候補者との競合地域で支持を固めきれなかった。