県議選 与野党の元職2人が返り咲き 呉屋宏さんと玉城ノブ子さん


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当選を果たし花束を受け取る呉屋宏さん=7日午後10時半ごろ、宜野湾市普天間の選挙事務所

 県議選では与野党の元職2人が返り咲きを果たした。宜野湾市区の呉屋宏さん(61)=無所属=は今回の選挙を、政治活動35年の集大成に位置付けて復活を果たした。

 呉屋さんは落選した前回県議選からの4年間を振り返り、ゆっくりと、かみしめるように支持者に謝辞を述べた。

 「イデオロギーではなく政策論争」(後援会幹部)を意識し、地域の課題を取り上げてきた。「どこの公認もないが公明党と組んで闘ってきた。自信を持って一緒に政治をやっていきたい」。

 熱気あふれる選挙事務所内で、支持者と喜びを分かち合った。

 糸満市区で当選した玉城ノブ子さん(73)=共産。前回選挙で落選した後から4年間、街頭に立って市民の意見をつぶさに聞き取った。

 選挙期間中は「2度と戦争を繰り返してはいけない」と訴え、支持を広げていった。