「オール沖縄」の思いを継ぐ 中頭郡区・上里善清さんが初当選 県議選


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新里米吉県議会議長(右)の後継として当選を果たした上里善清さん(中央)=7日午後11時8分、西原町翁長の選挙事務所

 中頭郡区の新人・上里善清さん(62)=社民=は新里米吉県議会議長の後継として出馬し、初当選した。西原町議を3期務め、町議時代は「建白書を実現する西原町民会議」の事務局長として基地問題にも取り組んだ。

 町翁長の選挙事務所に当選確実が伝えられると、後援会長の新里さんや支持者らと万歳三唱で喜び「掲げた政策を一生懸命実現する」と力を込めた。

 選挙戦は県土の均衡ある発展や子どもの貧困対策などを訴えたほか、新型コロナウイルスの打撃を受けた県民生活への早期支援も掲げた。

 バトンを渡した新里さんは、米軍普天間飛行場の県内移設見直しを求める「オール沖縄」勢力の構築に中心的な役割を果たした。その思いを継ぎ、名護市辺野古の新基地建設阻止を訴えた。

 当選後、上里さんは「県民をまとめ上げた新里さんのような政治家を目指す」と決意表明した。