“華麗なダンス”一輪車で披露 世界で活躍の技に児童らくぎ付け


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
児童を前に一輪車でパフォーマンスを披露するマルポックさん=3日、伊江小学校

 【伊江】世界を拠点に活動するプロの一輪車パフォーマーの○―pok(マルポック)さんが1日、伊江村を訪れ、村内の小中学校や幼稚園で一輪車に乗りながら音楽に合わせて“華麗なダンス”を披露した。

 

 世界で活躍の技に感激

 マルポックさんは3歳から一輪車に乗り始め、それで生計を立てるため、日本で初めて女性のプロ一輪車パフォーマーとして活躍する。一輪車の楽しさを知ってもらおうと、積極的に全国の学校を訪問し、これまで500校以上で一輪車の指導やパフォーマンスを無償で披露している。

 

 今回は、新型コロナウイルスの影響で東京に戻ることができず、名護市内に滞在していたところ、滞在先のオーナーが伊江村で民宿を営む知人を紹介し来村。5日間滞在した。一輪車で島を一周し、城山(ぐすくやま)も1時間かけて一輪車で登り切った。

 

 各学校で子どもたちが見守る中、フィギュアスケートのような動きで、一輪車が回転するたびに大きな歓声が上がった。乗り方の技術指導でペダルをつま先で押すなど分かりやすく教えた。

西小の児童らと記念撮影するマルポックさん(前列中央)=4日、伊江村内の西小学校

 マルポックさんは「縁あって伊江島に来ることができ、多くの出会いに感謝している。子どもたちは、自分の好きなことや楽しいことを続け、それを将来の夢や目標にしてほしい。出会いによって何か気付きや興味が生まれたらうれしい」と子どもたちに語った。

 伊江小の前田旺楽(おうら)さん(5年)は「ジャンプやバックがすごかった。一輪車に興味を持ち、乗れるように練習したい」と話した。

 マルポックさんは再び名護市内に滞在し、市内の小学校などで講演会や授業などを行う予定。連絡先はメールでulsunsunsmile@gmail.com   (金城幸人通信員)