沖縄地方が梅雨明け、全国一番乗り 平年より11日早く 雨量多い梅雨でした


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梅雨が明けた空に咲くヒマワリ=12日午前、八重瀬町具志頭

 沖縄気象台は12日、沖縄地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年(6月23日)より11日早く、1951年の統計開始以降で最も遅い梅雨明けとなった昨年(7月10日)と比べると28日早かった。

 今年の梅雨入りは5月11日ごろで、沖縄地方の5月の降水量は、地域平均で平年比193%となり、かなり多くの雨を観測。沖縄本島の11ダムの貯水率は、6月10日時点で平年より14・9ポイント高い94・6%となっている。

 沖縄地方の向こう1週間は、高気圧に覆われておおむね晴れる見込み。特に12日から20日にかけて気温が「かなり高くなる」と予想されている。沖縄気象台は「熱中症の危険が特に高くなる。暑さを避け、水分をこまめに補給するなど、十分な対策を」と注意を呼び掛けている。

 新型コロナウイルス予防のためマスクを着用する人も多いが、厚生労働省は、屋外で人との距離が確保できる場合などはマスクを外し、体への負荷を減らすことも勧めている。【琉球新報電子版】