離島の中3と保護者に航空券を提供 進学・体験学習に活用を 沖縄県教育庁とRAC


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄県教育庁と琉球エアーコミューター(RAC)は11日、高校のない県内の小規模離島に住む中学生と保護者に対し、航空券を提供する支援事業を実施すると発表した。7月1日~11月30日まで申し込みを受け付ける。進学に向けて、島外での高校見学会や体験入学への参加に必要な交通費などの経済的負担を軽減するため。

 対象となるのは北大東村、南大東村、多良間村、与那国町に住んでいる中学3年生と、その保護者1人まで。RACが就航している路線で、申請者に1往復の航空券が提供される。

 同事業の実施はことしで3回目。高校が設置されていない離島に住む中学生や保護者を支援するため、RACなどが2018年から始めた。