イオン琉球(南風原町、佐方圭二社長)は19日、豊見城市豊崎に開業する新たなショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」にフードマーケット「イオンスタイル豊崎」をオープンする。同社初の直営ステーキショップやジュースバー、アルコール飲料を楽しめる欧米スタイルの「バル」を備える。商品購入だけでなく、お酒や食も楽しめる「体験型消費」を打ち出した、新しいスタイルのフードマーケットだ。
買い物スペースとフードコートは別エリアにあるのが一般的だが、イオンスタイル豊崎は、同じエリア内にフードサービスも置く。
イオン琉球で初のステーキショップ「ガッツステーキ」は注文した肉を目の前で焼き上げる。ステーキ200㌘が千円からと価格もリーズナブルに設定した。「外食」を事業の一つとして位置付けるかについて、この店舗で検証するという。
そのほか、県産フルーツを使ったジュースやスムージーを提供する「美らジュース工房琉果」や、生ビールやワインをカジュアルに楽しむ「とよさきバル」では非日常の時間を消費する「トキ消費」を訴求する。
海や空港に近いというエリア特性から、近隣住民だけでなく、県内全域や観光客の来店を見込む。同社は「新しいスタイルが今後の成長戦略の中に位置付けられるか、検証する意味合いがある」と狙いを説明。好調であれば既存店舗にも同様のスタイルを取り入れていくとしている。