
14日夜午後7時過ぎ、南城市や与那原町周辺で大規模な停電が発生した。沖縄電力によると、南城市を中心に少なくとも7500戸が、深夜から15日未明にかけて停電していたが、朝までにほぼ復旧したとみられる。変電設備の鳥獣接触が原因という。
島尻消防によると、同日午後7時38分ごろ、南城市つきしろの沖縄電力の変電所から緊急通報があった。同7時45分ごろ、変電所から白煙のようなものが確認されたが、火の手はなく、消火活動は実施していない。その後の検索活動で分電盤の異常が確認されたという。
与那原署によると、南城市内で複数の信号機が滅灯しているほか、街灯が消えているなどの110番通報があった。同署は滅灯した交差点に警察官を派遣し交通誘導を実施するともに、停電地域一帯の警戒に当たった。【琉球新報電子版】