那覇―本部 75分で 高速船ジンベエ・マリン就航


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那覇―本部を直行便でつなぎ、ジンベエザメのイラストが施された高速船「ジンベエ・マリン(タクマ3)」=17日、本部町の渡久地港内

 第一マリンサービス(那覇市、熊坂俊彦社長)が運航する高速船「海からぐるっとEXPRESS」は20日から、那覇―本部を直行でつなぐ新たな航路を就航する。約30メートルのジンベエザメのプリントを施した船体の愛称は「ジンベエ・マリン」。所要時間75分と、混雑する陸路に代わり行楽客や地元客の新たな足として期待される。

 17日、会見と試乗会が開かれた。横揺れの少ない双胴船で、定員は180人。那覇・泊ふ頭と本部・渡久地港を、7月17日まで1日2往復、同18日から11月3日までは同3往復する。料金は片道3千円(小児1500円)、往復5400円(同2700円)。北谷町と恩納村を経由する従来の航路は休止している。

 熊坂社長は「北部観光振興に少しでも寄与したい」と話した。本部町の平良武康町長は「交通面において画期的な改善だ」と喜びを語った。