高校生有志「コロナ困窮、ごはんで支援を」 ライカムで食料募る「MUGムグフードプロジェクト」


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横断幕を持つ崎浜空音さん(前列左端)、平川栄玄さん(同右端)らフードプロジェクトに参加したボランティア=7日、北中城村のイオンモール沖縄ライカム

 【北中城】新型コロナウイルスで困窮する人を支援しようと高校生有志が結成した「学生ボランティアゆがふ」が6、7の両日、イオンモール沖縄ライカムで食料品の寄付を募る「フードドライブ」を実施した。

 「マーサン・ウチナー・ごはん」の頭文字を取った「MUGムグフードプロジェクト」と題したプロジェクトには、球陽高校の卒業生の平川栄玄さん(19)と在校生の崎浜空音さん(17)がリーダーとなり2、3年生がSNSで呼び掛け、読谷、嘉手納、那覇国際の高校生や琉球大生など40人がボランティアで参加した。

 崎浜さんは「食料品を届けてくれる友達や、報道を見て届けてくれる人が多くてうれしい。また、買い物をして寄贈する方もいた」と話した。読谷村から食料品を寄贈した小倉信子さん(46)は「娘がボランティアに参加しているので届けた。社会福祉活動をしている娘が頼もしい」と話した。

 集まった食料品約1500点は、「NPO法人フードバンクセカンドハーベスト沖縄」を通じ困窮世帯などに提供する。
 (喜納高宏通信員)