沖縄銀行(山城正保頭取)は15日、県内企業の海外展開支援を目的に、コンサルタントのRCG(東京、天間幸生社長)との包括的連携協力を発表した。RCGの持つパイプを生かし、ロシアなど海外への販路拡大を図る。16日に協定書を締結する。
RCGの天間社長は、北海道銀行から出向して地域密着型商社の北海道総合商事社長を務めた経歴を持ち、ロシアでのビジネスに精通しているという。ベトナムやシンガポールへの展開も予定している。
沖銀は海外のニーズなどの情報を顧客に提供し、県内企業の商品やサービスの展開を支援する。また、沖銀は新型コロナウイルスの影響を受けた企業の支援に集中的に取り組むため、「沖縄みらい元気応援室」も15日に新設した。
沖銀の又吉司法人事業部長は「今までと同じビジネスモデルでは従来の売り上げを取り戻せないという不安を県内企業は感じている。ヒントになる情報を提供して、選択肢を広げていきたい」と話した。