「ごさまる弁当ありがとう」無償配布に児童らが手紙60通 中城村に


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中城村のごさまる弁当に感謝する児童や保護者からの手紙

 【中城】新型コロナウイルス感染拡大の影響で小中学生が自宅待機中、中城村が家庭を応援しようと無償配布した「ごさまる弁当」事業に感謝する手紙約60通が村役場に届いている。手紙には児童から「おいしい弁当をありがとう」、保護者から「仕事をしている身として本当に助かりました」と書かれている。

 同事業は小中学校が休校していた5月、8日間にわたって村内の各自治会で配布された。多くの児童や保護者が受け取りに訪れ、弁当はすぐに無くなった。感謝する手紙は、自治会を通して村に届けられた。

 久場自治会で弁当を受け取った比嘉裟羅(さら)さん=中城小4年=と小嶺葵真(まな)さん=同小5年=は「野菜やハンバーグがおいしかった。学校の味がした」と振り返った。

 事業に携わった村の照屋淳福祉課長は「喜んでもらえて、やったかいがあった」と話し、金城勉こども課長は「急な対応だったが、実施できてよかった」と語った。