吹奏楽、沖縄独自で県大会 小中高生対象に


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第29回北部地区吹奏楽コンクール=2019年7月6日、名護市民会館(北部地区吹奏楽連盟提供)

 沖縄県吹奏楽連盟(山里望会長)は17日までに、新型コロナウイルス感染防止のため中止となった吹奏楽コンクールに代わり、規模を縮小して県独自の大会「県吹奏楽コンテスト」の開催を決めた。大学・一般職場部門は実施せず、小中高校部門のみを開催する。高校の部は8月22日に沖縄コンベンションセンターで、小中学校の部は10月3、4の両日に沖縄市民会館でそれぞれ開催する。

 全国と九州の吹奏楽コンクールが中止になったことを受け、県吹奏楽連盟は5月、県大会となる吹奏楽コンクール、マーチングフェスティバル、小学生バンドフェスティバルの開催中止を発表した。同時に、独自大会の開催に向けた検討を始めていた。

 中学・高校の部は小編成と大編成の2部門で実施する。通常は課題曲と自由曲の2曲を12分以内で演奏するが、演奏時間を8分以内に短縮し、自由曲1曲を演奏する。小学校の部の参加人員は自由で、2曲を7分以内で演奏する。楽器の搬入や搬出で密集するのを避けるため、打楽器類は各校が持ち込むのではなく、連盟が用意したものを使う。

 参加校には金・銀・銅のいずれかの賞を授与する。各部門で審査を行い、グランプリ1校、準グランプリ1~2校を決定する。表彰式は行わず、成績は連盟のホームページで発表する。参加する生徒の父母は、生徒が演奏する時間のみ会場で鑑賞できる。

 一般の観客も入れるかは検討中という。