沖縄協同青果が3月期決算で赤字 野菜、果実とも取扱数量減る 


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 沖縄協同青果(浦添市、山城隆則社長)の2020年3月期決算は、青果市場の取扱数量が前期比7・8%減の5万1223トンと低迷し、売上高は同5・8%減の118億496万円だった。経常損益は前年から2085万円減少して901万8千円の赤字に転じた。

 野菜の取扱数量は同9・1%減の4万2052トン、売上高は同8・0%減の85億1918万円だった。19年4~5月の県産キャベツとレタスが、暖冬に伴う価格低迷を受けて入荷が減少した。輸入野菜で市場を経由しない流通が増えたことも影響した。

 果実の取扱数量は同1・4%減の9171トン、売上高は同0・2%増の32億8578万円だった。生産者による直接販売など県産マンゴーの流通形態が多様化したことで、市場入荷が減少した。県外果実と輸入果実は取扱数量、売上高ともに前年を上回った。