「温暖化防止コミュニケーター」沖国大生4人が取得 地域に環境伝えたい


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地球温暖化防止コミュニケーターの資格を取得した(前列右から)沖縄国際大の平良成輝さん、宮城佑香さん、大城祥司さんと齋藤星耕准教授(後列中央)ら=12日、西原町内

 沖縄国際大学4年の平良成輝(ないき)さん(21)と大城祥司(じょうじ)さん(21)、2年の宮城佑香さん(19)、齋藤星耕准教授の4人はこのほど、地球温暖化や気候変動問題について分かりやすく伝える、環境省の地球温暖化防止コミュニケーターの資格を取得した。環境問題を学ぶ中で興味を持ち、若い世代の伝え手として資格を生かそうと意気込んでいる。

 平良さんらは経済学部地域環境政策学科に所属する。太陽光や風力発電など再生可能エネルギーを活用し、地域の活性化を目指す研究に取り組む。

 社会人に交ざってセミナーを受講したといい、平良さんは「難しい内容もあったが、楽しく学ぶことができた」と手応えを語る。宮城さんも「温暖化対策は一人一人の意識が大切だと思う。小学生や地域の人などに分かりやすく伝えたい」と語った。ゼミで指導する齋藤准教授は「省エネの考え方などは全ての業種で求められる。将来の就職先などで行動できるようにしてほしい」と期待した。