県、6都道県間の往来自粛終了 観光受け入れ本格化


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
到着ロビーで、新型コロナウイルス感染症に関するチラシを配布する関係者ら=19日午前、那覇空港

 玉城デニー知事は19日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために東京など6都道県との間で求めていた往来自粛の要請を終了した。県をまたいだ移動が全面的に再開となり、那覇空港ではキャリーバッグを持ったマスク姿の観光客が見られた。 

 観光客の受け入れ再開に伴いウイルスが持ち込まれるのを防ぐ対策として、県は那覇空港旅客ターミナルに「旅行者専用相談センター(TACO)」を設置した。午前6時~午後11時で看護師を常駐させ、発熱した旅行者にPCR検査を促すなどの対応を取る。

 玉城知事は「旅行者が安心して訪れ、県民や観光事業者が安心して迎えられる環境づくりに取り組む」と話した。

 那覇市の国際通りでは「(コロナ禍を)みんなで乗り越えよう」などのメッセージを書いた旗80枚が街灯に掲揚されるなど、県内観光地や観光関連業者の動きも本格化している。