協定無視し夜間4日連続の飛行 オスプレイ、騒音は最大92デシベル


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住宅地上空を飛行する垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=17日午後10時54分、宜野湾市内

 【宜野湾】米軍普天間飛行場で米軍機が15~18日の4日連続、航空機騒音規制措置(騒音防止協定)外の午後10時を超えて夜間飛行した。県と市の騒音測定では、飛行場へ着陸する際に88・1デシベル~92・3デシベルの騒音を記録。市民から「非常に迷惑している」などと市に苦情が相次いだ。

 夜間飛行していたのは主に垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ。滑走路北側から着陸し、普天間中学校で17日午後10時53分に最大92・3デシベルの騒音を発生させた。18日は滑走路西側から着陸し、午後10時57分に89・4デシベルの騒音が記録された。90デシベルは「騒々しい工場内」の音とされる。

 市の基地被害110番には「ヘリが飛んで、やかましくて寝れない」といった声が寄せられた。苦情内容は松川正則市長が目を通し、米軍と沖縄防衛局へ送り市民生活への配慮を申し入れている。米軍機は6月1~4日、9~10日も午後10時を超えて飛行した。