【糸満】10月4日開催予定だった、450年の歴史を誇る糸満市の真栄里大綱引きの中止が決定した。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、区民が集まっての綱作りも困難なことから、5月27日に東西の実行役員が中止を決断した。
旧暦8月16日に開催されてきた真栄里の綱引きは、平日だと参加できない区民が多いことなどを理由に、2019年から旧暦8月15日を過ぎた最初の日曜に開催することになった。
区民が獅子舞やガーエー、棒術などを披露し熱気を高め、東と西が一斉に綱を引き合う。綱引き後には東西の男たちが上半身裸で取っ組み合いの力比べをする「ガーエー」が行われ、けんかさながらのぶつかり合いに会場からは大きな歓声が上がる。“けんか綱”として人気が高く、区内外から多くの観客が集まる。