琉球新報社は21日までに、沖縄テレビ放送(OTV)、JX通信社と合同で戦後75年の「慰霊の日」を前に電話による県民意識調査を実施した。
「最も重視する沖縄戦・戦後処理の課題」では「平和教育・史実の継承」と回答した人が52・68%で最も多かった。次に多かったのは「不発弾処理」で20・28%だった。「慰霊祭、慰霊塔の管理継承」が7・16%、「遺骨収集やDNA鑑定」が4・97%、「戦跡保存」が5・57%、「その他」が9・34%だった。
「平和教育・史実の継承」と回答した割合が最も高かったのは30代の72・41%で、70代以上の57・28%、60代の52・80%と続いた。2番目に多かった「不発弾処理」は20代が他の世代よりも割合が高く、38・89%だった。他の世代は13・59~23・08%だった。
20代で「平和教育・史実の継承」と回答した人は50・0%だった。
「戦跡保存」と回答した人は70代以上が最も少なく0・97%だった。最も高かったのは30代で10・34%だった。