沖縄食糧が減収増益 3月期決算 非常勤取締役に宮平氏


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 沖縄食糧(浦添市、中村徹社長)は24日に株主総会と取締役会を開き、減収増益となる2020年3月期決算などを承認した。売上高は前期比0・3%減の146億7500万円、経常利益が同2・1%増の3億5700万円、当期純利益が同6・2%増の2億5500万円となった。米価や物流コストが上がる中、販売価格を据え置いたことで売上高は減少した。一方、販売促進に力を入れたことで数量ベースでは同1・4%増加した。

 沖食グループ5社全体の売上高は同3・1%増の243億4900万円、経常利益は同8・2%減の3億8千万円、当期純利益は同7・4%減の2億7400万円だった。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛などの影響で、ホテルや飲食店など向けの業務用が減少しているという。

 役員人事は、新たな非常勤取締役に、沖縄製粉専務の宮平武美氏(58)が就任した。棚原清取締役総務部長(53)は取締役総務本部長兼総務部長へ昇格した。大見謝恒二氏(57)が新たに常勤監査役に就く。

 子会社の沖食商事の大城浩幸専務(54)は、代表権を付与された。総務部長兼経理部長の知念正人氏(45)が取締役に就任する。南西沖食取締役部長の川満智昭氏(60)は退任した。

宮平武美氏
棚原清氏
大城浩幸氏