医療ケア必要な子に届け コロナで不足の衛生用品を無料配布へ 「Kukuru」が応募受け付け


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 日常的に医療行為が必要な子どもを支援する一般社団法人Kukuru(くくる)は、医療的ケアが必要な沖縄県内の児童や、利用する事業所などを対象に、マスクや消毒液など衛生用品を無料で配布する緊急支援プロジェクトを実施している。新型コロナウイルス感染拡大で衛生用品が手に入りづらくなった家庭を支援し、第2波への備えも勧めている。

 アルコール綿やエタノール液、吸引チューブなど、ケアに必要な物を聞き取って配布する。くくるの鈴木恵代表理事は「公的なサービスを受けていない子どもたちも、全ての医療的ケア児に必要な物を届けたい。今は足りている人も、今後の第2波に備えて衛生用品を確保してほしい」と話した。  緊急支援は、クラウドファンディング企業「レディーフォー」が立ち上げた「新型コロナウイルス感染症拡大防止活動基金」の助成を受けて、くくるが実施する。先行受け付けは7月15日午後3時まで、特設ページ( http://aid.kukuruokinawa.com )で申し込む。問い合わせは、くくる☎098(888)5996。【琉球新報電子版】