くらし
沖縄戦75年

娘のために母特製の“平和ツアー” 観光バスガイドの多和田さんと糸満を巡る

バスガイドの多和田貴野さんと、初めて平和の礎を訪れる夢乃さん=23日午前、糸満市摩文仁の平和祈念公園

 観光バスガイドの多和田貴野さん(34)=沖縄市=は23日、小学5年の長女夢乃さん(10)を初めて糸満市摩文仁の平和祈念公園に案内した。例年、慰霊の日は県外の観光客を案内するが、今年は新型コロナウイルスの影響で仕事が休みとなった。親子で慰霊の日を過ごし、ガイド経験が豊富な母特製のツアーを体験した。

 今月中旬、夢乃さんが小学校の平和学習で、多くの児童らが犠牲になった対馬丸のアニメを見たことが親子ツアーのきっかけになった。多和田さんは「75年前は今みたいに、おいしい物も食べられなかった。未来の75年をつくるために、私たちが勉強しないとね」と話しながら、県平和祈念資料館や対馬丸記念館などを案内した。

 多和田さんは「新型コロナで大変な思いをしたが、今の日常が平和なんだと感じられた」と話す。沖縄戦で命を落とした人たちを想像して涙する夢乃さんに寄り添い「私が娘に話して、伝えていきたい」と思いを新たにした。



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