首里城復興願うメッセージ板に落書き 県外男性が行為の様子を動画投稿


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 焼失した首里城復興への思いを募ろうと、首里城公園の首里杜館地下1階に設置されたメッセージ板に、県外から訪れた自称ユーチューバーの男性が落書きする動画をSNSで投稿し、批判を浴びている。指定管理者の沖縄美ら島財団は利用客から情報提供を受け、落書きを確認した上で26日に板を撤去した。同財団は警察に相談するとともに投稿者に削除を求めている。

 男性が動画を投稿したのは25日午後。持参したとみられる黒色のペンで、書かれた応援メッセージの上から自身のサインを書く様子が映っており、第三者が撮影したとみられる。動画はツイッターやTikTokに投稿されている。コメント欄には「とても不快」「もう沖縄に来てほしくない」などと批判的な言葉が多い一方、一部で「おもろい」「いいゾ!」とあおるようなコメントもあった。

 沖縄美ら島財団はSNSの運営者に迷惑行為として報告。投稿者にも削除を求めている。本紙はツイッターで投稿者に質問を送った。26日午後6時現在、返答はない。