学校再開しても欠席189人 コロナ休校で生活リズムに乱れ、学校にも不安 県教育庁が調査


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 新型コロナウイルス感染症拡大防止のための臨時休校の影響で、学校再開後、生活リズムの乱れや学校生活への不安などを理由に欠席した児童生徒が189人(小学校82人、中学校107人)いたことが26日、分かった。再開後の欠席状況を把握するため、県教育庁義務教育課が行った調査で明らかになった。連続3日もしくは累計5日間欠席した児童生徒の数を集計した。

 調査対象となったのは小学校257校で9万9867人、中学校は137校で4万5301人。不登校や病気などの理由を含めた欠席者の総数は、小学校が766人、中学校が1142人だった。小中学校共に欠席理由で最も多かったのは、不登校を含む「前年度からの継続」だった。

 欠席した児童への、学校側の対応について尋ねた項目では、小学校で「管理職を含めた組織的な対応」、中学校で「家庭訪問」が最も多かった。同課の担当者は「各学校に配布した『不登校児童生徒への支援の手引き』なども活用しながら、市町村教育委員会とも連携して支援していきたい」と話した。