サッカーのKYFA第48回九州リーグは27日、佐賀県のSAGAサンライズパーク球技場で開幕した。昨季優勝の沖縄SVはFC中津(大分)に5―0と圧勝し、好スタートを切った。今季は第9節までが新型コロナウイルスの影響で中止となり、第10節から無観客での開幕となった。海邦銀行SCが対戦する予定だった日本製鉄大分はリーグ参加を見合わせたため、海銀の初戦は28日になる。28日の第11節は沖縄SVが九州三菱自動車と、海邦銀行がFC中津とそれぞれ佐賀県で対戦する。
昨季覇者の沖縄SVがシュート20本を放ち圧倒した。守っては1本しか打たせず、力の差を見せつけた。
山本浩正監督は「試合の入りでもっとアグレッシブにいきたかったが、勝ったことは収穫としたい」と手応えを得た様子だった。
立ち上がりはリズムをつかめなかったが、前半31分、新加入のFW赤木直人が横パスを受けて先制点を挙げ、流れを引き寄せた。チームの今季初得点を決めた赤木は「どんどんチャレンジし、中心選手になるように努力したい」と意欲をかき立てていた。
4分後には髙原直泰が2点目。後半開始直後にも新加入の唐澤真三郎がドリブルで駆け上がって決めた。
28日は昨年9位の九州三菱自動車と対戦する。山本監督は「もっと球際の強さを求めたい。せっかくのシュート数を得点に結び付けないといけない」と浮かれず、連戦に気を引き締めた。