ケラマブルーの海岸、花盛り 渡嘉敷島でヒルガオ、ハマオモトが満開


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
砂浜に広がるグンバイヒルガオ=23日、渡嘉敷村渡嘉志久ビーチ
海岸に咲くハマオモトの白い花=23日、渡嘉敷村渡嘉志久ビーチ

 【渡嘉敷】渡嘉敷島の海岸に数多く自生するグンバイヒルガオ(方言名・ハマカンダー、ヒルガオ科)、ハマオモト(方言名・サダクビー、ヒガンバナ科)の花が満開となり見頃となった。

 グンバイヒルガオはビーチなどの砂地につるを伸ばし、しっかりと砂地をとらえ根を張るため風雨に強い。葉を広げ春先から夏にかけて赤紫色の花を比較的長い期間咲かせる。葉が相撲の行事が使う軍配によく似ていることから「軍配昼顔」の和名がある。種子は海水に浮き海流に乗って分布を広げる。

 ハマオモト(別名ハマユウ)は海岸に生える大型の多年草。大きな葉は地表から上方に伸び、葉の太い部分は幅20センチ余り、長さ1メートル余り。中心部分から伸びた1本の柄の先にできた珠状のつぼみから初夏に白い花を咲かせる。塩害に強く、街路樹として利用されている。
 (米田英明通信員)