全国高校野球選手権沖縄大会に代わる独自大会「2020県高校野球夏季大会」の大会運営費用を募ろうと、県高校野球連盟(岩﨑勝久会長)は2日から、クラウドファンディングを始める。自助努力で運営費の削減などを進めてきたが、新型コロナウイルスの感染防止や会場使用料など不足している資金500万円を募る。期限は8月末日まで。一口千円から支援できる。
県夏季大会は、全国高校野球選手権とそれに伴う地方大会の中止を受け、県高野連が沖縄独自の大会を決めた。毎年、全国選手権沖縄大会は大人500円、中高生200円と入場料を財源に運営している。
だが、県夏季大会は新型コロナの影響で、観客を3年の保護者のみにし、入場料を徴収しないため財源不足に陥ることが見込まれるという。会場整備などを行う補助校をなくしたり、役員の移動費を削減したりするなど、大会運営費の削減に努めているが、感染予防の設備や資材など経費が必要な部分もあるため、今回のクラウドファンディングを決めた。
クラウドファンディングのサイトは「A―port」(https://a-port.asahi.com/)。