【南風原】18世紀後半に「羽ばたき機」を考案し、世界で最も早く空を飛んだとされる「飛び安里」の研究・検証を目的とした「飛び安里研究会」の第1回顧問会議が6月26日、南風原町津嘉山の津嘉山地域振興資料館で開かれた。
「飛び安里」は琉球王朝時代の花火師である安里周當が高津嘉山(たかつかざん)で飛行実験をし、息子の安里周祥が父の遺志を継ぎ飛行実験に成功したとされる。
顧問会議は研究会が実施する学習会や講話を通じての「飛び安里」の普及、促進のサポートや那覇空港の愛称を「飛び安里空港」にするための町民への周知などを目的とする。
初回の会議では顧問会議の代表には識名盛保さん、副代表には松田竹雄さんと平田峯子さんが選ばれた。
識名代表は「まずは那覇空港の『飛び安里空港』の愛称実現に向けて町民や全県民に『飛び安里』を周知していきたい」と話した。