さよならフェリー粟国 安全運航18年、島民ら別れ惜しむ


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「フェリー粟国」を見送りに来た村民、紙テープで最後のお別れ=6月28日、粟国港

 【粟国】沖縄本島と粟国島を結ぶ「フェリー粟国」が6月28日の運航をもって最後となり、同日、粟国港で「フェリー粟国・18年間ありがとう」と、お別れセレモニーが開催された。2002年に就航以来、大きな事故もなく安全に村民、観光客、生活物資を運び続けた。

 セレモニーでは、新城静喜村長や関係者のあいさつの後、新城貴也船長に児童生徒から花束が贈られた。新城船長は、「最後の航海も安全に運航します」とあいさつ。船員一同那覇(泊港)に向け「フェリー粟国」に乗り込んだ。

 最終就航に乗り合わせた観光客や村民は紙テープで盛大に「フェリー粟国」とともに見送られた。

 15日から「ニューフェリーあぐに」が就航する。
 (大城智恵通信員)