県高校野球、報道現場も一変 取材はスタンド席から、柵を設置し選手らと距離


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柵で囲まれたインタビューエリアで取材に応じる八重山農林の選手(右)=4日、沖縄市のコザしんきんスタジアム

 新型コロナウイルスの感染予防対策が随所で施されている県高校野球夏季大会。選手との距離が近い新聞やテレビなど、報道陣の取材にも変化が見られた。

 試合中は通常、一塁側と三塁側のベンチ横にあるカメラマン席から各社が映像や画像を撮るが、今大会はベンチ登録メンバーが20人から最大25人に拡大されたため、そのスペースもベンチとして利用された。密集を避けるため、本塁裏にある記者室での観戦も禁じられ、各社はスタンド席からの取材となった。

 試合後はベンチ裏の通路を抜け、グラウンドの外に出た所で各社の記者らが選手、監督の足を止めて話を聞くが、今大会は各会場に柵で囲った「インタビューエリア」が設けられ、報道陣との距離を保つ試みも導入された。