サンエー3~5月期43%減益 コロナで苦戦、パルコでは増収


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 サンエー(宜野湾市、上地哲誠社長)は7日、2020年3~5月期(第1四半期)の連結決算を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売上高が伸び悩み、昨年6月に開業した浦添西海岸パルコシティの減価償却費の増加もあり、経常利益は前年同期比43・7%減の19億6500万円と大きく減少した。

 売上高とテナント収入などを合わせた営業収益は前年同期比1・6%増の486億5100万円となった。前年同期は開店準備中だったパルコシティの売り上げが加わった新規開業効果で増収となったが、既存店ベースでは前年同期比2・4%の減少だった。

 新型コロナの感染拡大で外出自粛が広がり、4月には緊急事態宣言が発令されるなど直営外食店やテナントの臨時休業、大型店や衣料館の時短営業を余儀なくされた。部門別では衣料品や外食が苦戦した。

 純利益は同37・7%減の13億6600万円だった。