米軍関係者?街で「密」 独立記念日マスクも付けず 沖縄県民に不安募る


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 【中部】米独立記念日に当たる4日、在沖米軍基地関係者とみられる外国人らが基地の外で多く確認されていた。ツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)には、密集状態でパーティーを楽しむ米軍関係者とみられる多くの外国人の様子を撮影した投稿もある。日米地位協定に基づき、米軍関係者は日本の検疫を受けず日本に入国できることについて、不安視する声もあった。

 北谷町のサンセットビーチ公園の施設管理者によると、4日には約200人の外国人らがビーチを訪れていたという。同日、散歩で通りかかった近くに住む30代女性は「マスクをしている人をほとんど見掛けなかった。すぐにその場を離れた」と語った。

 町美浜のアメリカンビレッジにあるアパレル店の女性従業員によると、2~4日にかけて、県内で新型コロナウイルスの感染が拡大していた3月ごろと比べ、米軍基地関係者とみられる外国人客が3倍訪れたという。「米国旗が描かれたTシャツやグッズを身に着けた外国人が飲食店で楽しんでいた。こんなにぎやかなのは久しぶりだった」と振り返った。

 宜野湾市のトロピカルビーチでも、米兵とみられる外国人ら約20人がバーベキュー機材を持って訪れた。ビーチ関係者によると、予約をしていないため利用できずに帰ったという。