嘉手納降下訓練、9日午後にも 米空軍「司令官が承認」


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 【中部】9日に米軍嘉手納基地で計画されているパラシュート降下訓練について米空軍は8日、「第18航空団の司令官が承認した」ことを根拠に訓練を実施すると明言した。米軍は本紙取材に対し、9日の伊江島周辺は悪天候が予想されるため訓練が困難だとし「日米合意に基づき嘉手納基地で実施する」と回答した。

 一方、沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協、会長・當山宏嘉手納町長)は同基地での訓練を原則認めておらず、今回も中止するよう米軍側へ申し入れている。本紙は周辺自治体が中止を求める中、訓練を強行する必要性について米軍に見解を求めたが、明確な回答はなかった。

 米連邦航空局の航空情報(ノータム)によると米軍は9日午後3時~9時に訓練を実施する予定。