【熱闘・高校野球】3年生3人、有終の単独出場(7月4日1回戦)


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3年間を共にし、肩を組んで笑顔や引き締まった表情を見せる南部商3年の(左から)比嘉竜馬、西田将大、嘉良雄斗=4日、沖縄市のコザしんきんスタジアム

 「2020県高校野球夏季大会」(県高野連主催)が4日に開幕した。球場で躍動し、伸び伸びとプレーする選手たちの表情を切り取る。

 南部商0―7与勝

 1年生6人が入部し、2018年の夏の大会以来、2年ぶりに他校から選手を補充せずに出場した南部商。初戦敗退となったが、最後の大会を単独チームで戦った3年生3人の表情は晴れやかだった。

 「やっぱり気合が入る」。試合後、そう振り返ったのは西田将大主将。昨年度は2年生1人を入れても部員は4人。練習もままならず「つらいことはたくさんあった」。野球を通し周囲への気配りや礼儀を学び「絶対、将来に生きる」と前を向いた。
 高校から野球を始めた嘉良雄斗も「最後まで楽しめた」とにっこり。無安打を悔しがった比嘉竜馬は卒業後、就職を希望しており「培ったメンタルを仕事に生かしたい」と力を込めた。

高校野球アルバム2020夏季大会