【糸満】糸満市内の中学校で8日、給食のおかずに直径約14ミリ、幅約1ミリのさびた金属片が混入しているのを男子生徒が発見した。金属片には糸くずのような繊維も絡みついていた。生徒は口にする前に異物に気が付いたため、けがはなかった。糸満市教育委員会が10日、発表した。混入の経緯など原因は分かっておらず、市は調査を続けている。給食センターでは市内の小中学校16校に給食を提供しているが、市教育委員会が確認したところ、ほかの学校では混入は確認されていない。
異物は配膳された給食の煮物料理に入っていた。市教委によると、金属片はスナップリングという留め金と見られる。市教委は給食機材の納入・修理を請け負っている業者に確認したが、調理器具で同部品を使用しているものはない。
市教委の與那覇正樹指導部長は「児童生徒や保護者、関係者に大きな不安を与えたことに深くおわび申し上げる。給食センターや食材納入業者などの指導管理を徹底し、安全安心な給食の提供と再発防止に努める」と謝罪した。