サッカーJ2 FC琉球がホーム戦 今季初の観客試合 樋口監督「声援を背に」勝利誓う


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前節の雪辱を誓うFC琉球の富所悠=9日、南城市陸上競技場

 サッカーJ2のFC琉球は11日、午後6時半からタピック県総ひやごんスタジアムで第4節を徳島ヴォルティスと対戦する。この試合から初めて観客を入れる。観客を入れてのホーム戦は今季初めて。

 FC琉球のこれまでの成績は2敗1分けで21位。前節の北九州戦は0―4と大敗した。樋口靖洋監督は「声援に見合う試合をする。背中を押してほしい」と初勝利を狙う。

 9日は南城市陸上競技場で練習し、主にゲーム形式のトレーニングでポジショニングを確認した。

 北九州戦は相手の強い圧力でボールをまわすポゼッションサッカーに持ち込めない時間が多かった。先発起用された富所悠は前半でシュートに絡むも、前線へのつなぎ役として力を十分に発揮できず「セカンドボールの反応や攻守の切り替えをもっと早くしないといけない」と修正を図る。

 徳島は1勝1分け1敗の8位で、琉球とは昨季1勝1敗。リカルド・ロドリゲス・スアレス監督が率いて4年目。昨季はプレーオフ進出を果たした。3バックが基本だが、守備時は4バックとするなどシステマチックな戦術を取る。北九州戦と同じように素早い圧力を受けることが予想される。樋口監督は「ポジショニングと判断力を共有したい」と対応策を練る。

 富所は「ふがいない試合はしない。スタジアムで一緒に戦って、今季最初の勝利を一緒につかみましょう」とサポーターに呼び掛けた。