下地米蔵氏に厚労大臣表彰功績賞 安全衛生対策に貢献


社会
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沖縄労働局の福味恵局長(右)に厚生労働大臣表彰功績賞の受賞を報告した下地米蔵氏=13日、那覇第二地方合同庁舎1号館

 建設業労働災害防止協会(建災防)県支部の下地米蔵前支部長は県建設業界で安全衛生対策への貢献が認められ、2020年度の厚生労働大臣表彰功績賞を受賞し、13日に沖縄労働局の福味恵局長を訪ね、受賞を報告した。建災防の沖縄県支部長が厚生労働省に表彰されるのは初めて。

 下地氏は14年から2年間、建災防本部の常任理事に就任し、14年から6年間は3期にわたって県支部長を務めた。県建設業ゼロ災運動を建設業Safe Work運動に発展させ、労働局と合同で現場の安全パトロールを行うなど建設従事者の安全意識の向上に努めた。
 下地氏は仕事が増えた時期に技能者、技術者の高齢化で事故が多発したといい、「新しい人が建設産業に入れるような環境づくりに努めてきた」と話した。今後も「仕事をして、家で楽しく団らんできるような職場をつくっていく」と意気込んだ。
 福味局長は「県建設業の安全に向けて多大なる功績に感謝する」と激励した。