瀬底の子、みんなで地元の海中散歩 シュノーケル半数初体験 コロナ禍でも「思い出に」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
体験シュノーケリングを楽しむ瀬底小の児童ら=10日、瀬底島北西にあるダイビングポイント

 【本部】本部町立瀬底小学校の児童らは10日、瀬底島北西のテーブルサンゴが一面に広がる海で、体験シュノーケリングをした。子どもたちは透明度約20メートルの透き通る海と、色鮮やかな魚を目の当たりにし終始感動していた。

 新型コロナウイルスの影響で多くの学校行事が中止・規模縮小となる中「楽しい思い出づくり、感動体験をさせたい」と地域住民やダイビング業者らが協力し開催に至った。

 参加した5、6年生のうち半数以上は、シュノーケリングの経験がなく、海に入ったことがない子もいた。エコツアーガイドの千野精一郎さんは「自然豊かな瀬底出身だと自覚し、胸を張って生きてほしい」と願った。

色鮮やかなサンゴが広がるポイントで行われた体験シュノーケリング

 名護市の大宮小に転校するため、この日が最後の登校日だった大澤陽さん(6年)は「カラフルな魚が楽しそうに泳いでいた。最後にみんなと思い出をつくれてとても良かった」とうれしそうに話した。