浦添工18―1北部農林
外角の直球。強い打球を意識してたたくと、右中間を大きく越えた。「三塁打だ」と思って二塁を蹴ると、コーチャーは「回れ」の指示。迷わず三塁を回り、本塁を駆け抜けた。浦添工の8番赤嶺騎士(ないと)は公式戦では初のランニングホームランに「ここまで支援してきた両親に感謝の気持ちを込めて伝えたい」と喜んだ。
■12年の集大成
コザ1―5宜野座
コザは双子の河野兄弟が出場を果たし、忘れられない夏になった。
双子の兄で主将の隼人が投げ、弟の健斗が受けるバッテリー。小学1年で野球を始め、12年間一緒にプレーしてきた。
■大けが越えて夏も1番
嘉手納5―1宜野湾
昨秋から1番を背負う嘉手納の新垣翔也。練習中の不注意で、顔面を骨折し、全治6週間という大けがを負った。今大会ではマウンドを長く務められない。それでも、中山慎監督は「人一倍練習熱心で、チームの柱」と今大会も1番を任せられた。
■初のマネジャー
沖縄カトリック0―14沖縄尚学
沖縄カトリックのベンチで仲間のプレーを見守った1年生の比嘉にこさん。創部からまだ浅い同校の初のマネジャーとしてスコアブックにプレーを丹念に記した。