サッカーJ2 FC琉球、敵地で初勝利誓う きょう山口と対戦


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
次節に向けて調整する小野伸二(左)と阿部拓馬=16日、南城市陸上競技場

 サッカーJ2のFC琉球は18日午後7時から、山口県の維新みらいふスタジアムで第6節をレノファ山口FCと戦う。3敗2分けで22位。最下位に落ちたが課題の修正が図れており、チームに暗さはない。樋口靖洋監督は「最下位を意識しないといけないが、上に向かう手応えがあるのも事実だ」と初勝利を誓う。

 山口戦は1週間で3試合ある過密日程の最終戦。前節翌日の16日朝、選手らは軽めのコンディション調整に当てた。

 前節は首位の長崎と対戦。前半はシュート1本に抑えた。後半は守備の最終ラインを上げたため速攻を許す場面もあったが、守備陣は集中力を切らさず“失点癖”に改善が見られた。

 4試合ぶりに出場したCB鈴木大誠は後半、相手のシュートを防ぎ、ガッツポーズ。窮地をしのぎ「一瞬で誘導したり正しい判断をしたり、出ない時期にトレーニングを積んできたことを示せた」と振り返り、昨季の80失点を4割減らす目標へ意欲を示した。

 また田中恵太がSBで初めてスタメン起用された。ミドルシュートなど攻撃でも持ち味を存分に発揮し、樋口監督は「準備をして、チームに貢献することを体現してくれた」と評価した。

 山口は1勝3敗1分けの20位。昨季の対戦成績は1勝1分けだった。