【熱闘・高校野球】興南大勝、屋嘉比が制球力に磨き、みせた好投(7月18日2回戦)


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八重山農林―興南 5回を投げ、八重農打線を2安打に抑えた興南先発の屋嘉比才輝=18日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇(大城直也撮影)

 春季大会で3回戦敗退だった興南はそれ以降、重心を低くした打撃フォームを意識付け、下半身強化に徹した。そのかいあって、打線は試合を重ねるごとに向上している。

 さらに、秋季からマウンドに上がっている屋嘉比才輝の成長も大きい。この日は初回を3者連続三振で仕留め、テンポ良く攻撃につなげた。角度のついたスライダーを武器に、五回まで6奪三振、四死球なしの好投をみせた。

 専門は一塁手だったが、我喜屋優監督の勧めで投手に転向。今大会で初めて背番号1を背負った。昨年の夏の準優勝校のエースとして投球にも自然と力が入る。「ピンチの時ほど緊張が守備に伝わらないよう心がける」。けん引する重責も感じている。

 我喜屋監督は「春季と比べ制球力が向上している」と力投をたたえた。メンバーは春季でコールド負けした日本ウェルネスとの次戦に、雪辱を誓う。

(上江洲真梨子)