離島でのコロナ感染を想定、海保が患者搬送訓練


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訓練で新型コロナウイルス感染者を搬送する海上保安官ら=2日、沖縄市の中城湾港

 【沖縄】中城海上保安部は2日、離島地域で新型コロナウイルス感染者が発生した場合に備えた患者輸送訓練を中城湾港で実施した。うるま市消防本部や保健所職員も参加し、離島から巡視船で搬送した患者を救急車まで引き継ぐ手順を確認した。巡視船内をゾーニングし、患者と海上保安官や救命士との直接の接触を避ける措置を図った。搬送に携わる海上保安官は防護服を装着し、感染対策を確認した。

 同保安部の田中祐雅警備救難課長は「感染第2波、第3波に備え、関係機関との連携を強化し、離島の方々にも安心してもらえるよう日頃の備えを万全にしたい」と話した。