【多良間】子どもたちをサイバー犯罪から守ろうと、多良間中学校は10日、全生徒29人を対象に安全学習支援授業「サイバー犯罪防止教室」を開いた。多良間駐在所の大石翼警部補が講師を務め、インターネットやSNSの危険性を説明し、犯罪に巻き込まれないための注意点を解説した。
授業ではネットいじめやネット依存、不適切画像についても学んだ。ネットいじめの特徴として、言葉や集団攻撃がひどくなることなどを挙げ「互いの表情が見える現実の世界で話をすることが大事だ」と伝えた。
また、不適切な画像をネット上に載せたら拡散されると指摘し「ネットの向こう側の人は誰か分からず、信じてはいけない。知り合った人から写真送付をお願いされても絶対に送ってはいけない」と強調した。
生徒を代表して伊藤莉子さん(3年)は「送信する言葉には気を付けようと思った。画像を拡散することで誰かが傷ついたり人権侵害になったりすることがあるので拡散は絶対にしないようにしたい。自分が加害者になることや被害者になることもあると考えて使いたい」と誓った。
(清村めぐみ通信員)