沖縄県文化観光スポーツ部は22日、6月の入域観光客が前年同月比83・4%(72万4100人)減の14万4100人だったと発表した。過去最大の減少幅(94・7%減)となった5月よりは回復傾向にある。
航空路線も復活し始めており、減便率は5月の71・5%より8ポイント縮小し、6月は63・5%となった。7月についても、27・2%と減便率は低くなる傾向だ。
7月は国内旅行の喚起策「Go To トラベル」が始まることなどから、渡久地一浩文化観光スポーツ部長は「Go Toトラベルには期待がある。感染状況が落ち着いている地域から徐々に回復させていきたい」と話した。
一方、東京発着の旅行がGo To トラベル事業から除外されていることや、東京都が都民に対し、不要不急の外出を呼びかけていることもあり、渡久地部長は「東京は国内客の半数を占めるので、影響は少なくない」と指摘した。
2020年の上半期(1~6月)としては、前年同期比60・1%(298万3800人)減の198万400人となった。【琉球新報電子版】